日本事務器、メールとWebのセキュリティを一元的に提供するクラウドサービス

　日本事務器株式会社（NJC）は26日、クラウド型セキュリティ対策サービス「あんしんプラスシリーズ」のメニューを拡充すると発表した。すでに提供している「Email Security あんしんプラス」にWebセキュリティ機能を加え、クラウド型メール＆ウェブセキュリティサービス「Email＆Web Security あんしんプラス」として11月より販売開始する。

　「Email＆Web Security あんしんプラス」は、ファイル解析、不正プログラム通信解析、クラウド型サンドボックスといった技術により、マルウェアへの感染を狙った迷惑メールから企業を保護するメールセキュリティ機能と、Webセキュリティ機能をあわせて提供するクラウド型のセキュリティ対策サービス。

　新たに提供するWebセキュリティ機能は、トレンドマイクロの「InterScan Web Security as a Service」をベースとしたクラウド型Webゲートウェイ対策機能。脅威を収集・分析するSPN（Trend Micro Smart Protection Network）を利用したWebレピュテーションにより、不正プログラムが侵入してしまった場合でも、C＆Cサーバーへのアクセス状況などを検知し通信をブロックする。

　メールセキュリティとWebセキュリティの両機能をあわせて提供することにより、メールに起因して侵入するスパムメールやフィッシング詐欺などの入り口対策だけではなく、C＆C通信検知といった出口対策も実現し、企業のセキュリティをトータルに保護するとのこと。

　なお、セキュリティ機能はクラウド上で動作するため、ユーザー企業側で管理サーバーを構築する必要がなく、導入時の初期投資や構築にかかわる時間を抑えられるほか、DNSサーバーやプロキシサーバーの設定と、クライアント側のプロキシの設定変更ですぐに動作可能なため、迅速な導入を行えるとしている。

　価格は契約ユーザー数によって異なるが、1ユーザーあたりの月額標準価格は600円（税別）となっている。