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NTT西日本とNTTスマートコネクト、パブリッククラウド接続ソリューションでAzure、Office 365との接続を可能に

 西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)とエヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(以下、NTTスマートコネクト)は12日、パブリッククラウド接続ソリューションの接続プランを強化すると発表した。NTTスマートコネクトのパブリッククラウド接続サービス「クラウド クロス コネクト」において、Microsoft Azure、Office 365との接続プランを10月26日より提供開始する。

 両社ではすでに、NTTスマートコネクトのパブリッククラウド接続サービス「クラウド クロス コネクト」と、NTT西日本の閉域ネットワークサービス「フレッツ・VPN ワイド」「ビジネスイーサ ワイド」を組み合わせ、顧客拠点からインターネットを介さずにパブリッククラウドへ接続するソリューションを提供している。

 今回はこの一部を構成する「クラウド クロス コネクト」が、新たにMicrosoft AzureとOffice 365に対応した。これにより両クラウドサービスに対して、ユーザー企業の拠点やデータセンターから、安定したネットワーク環境でよりセキュアな接続を行えるという。

 Office 365サービスは1ユーザー単位での利用が可能なほか、NTT西日本の閉域ネットワークサービスを組み合わせることで、専門的なノウハウを必要とせずOffice 365への接続を実現可能。10Mbpsから1Gbpsまでの帯域確保型の接続プランを用意しているため、利用シーンや要望に合わせた最適なネットワーク環境で、西日本エリア全域の拠点やデータセンターから接続できる。

 一方「クラウド クロス コネクト」は、大阪のMicrosoft Azureとの相互接続点を利用しており、NTT西日本の閉域ネットワークサービスと組み合わせ、低遅延で両クラウドサービスを利用可能。東京の相互接続点も利用できるので、東西冗長接続を実現することも可能としている。

 「クラウド クロス コネクト」の価格は、例として、Microsoft Azure接続 帯域確保50Mbpsで月額15万3000円(税別)から。別途、NTT西日本の閉域ネットワークサービスや、Microsoft Azure(ExpressRouteを含む)、Office 365などの料金が必要になる。

 提供エリアは西日本エリア。なお「クラウド クロス コネクト」自体は、全国エリアで利用できるが、大阪市内にあるNTTスマートコネクトのデータセンターまでの閉域ネットワークサービスが必要になる。