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M-SOLのPepper動作設定支援クラウドがバージョンアップ、API連携や音声認識設定などを強化

 M-SOLUTIONS株式会社(以下、M-SOL)は5日、人型ロボット「Pepper」の動作設定を簡単に行えるサービス「Smart at robo for Pepper」をバージョンアップすると発表した。

 Smart at robo for Pepperは、複雑になりがちなPepperの動作開発を効率化し、自由に動作設定を行えるクラウドサービス。プログラミングの知識がなくてもPepperの設定を簡単に行える点が特徴という。

 今回のバージョンアップでは、まず、IoTデバイスなどの外部機器、クラウドとPepperをM-SOLのサーバー経由で接続できるようにするAPI連携の機能を追加した。これにより、外部機器からPepperを喋らせたり、特定のレコードを実行させたり、といったことが可能になっている。逆に、Pepperから外部機器へ特定のイベントを発生させることも可能という。

 また、Smart at robo for Pepperのレコード内から、別レコードを呼び出せるように機能を改善したことで、今までよりも複雑な動作設定に対応。さらに、起動条件が重複したレコードがあった場合に、ランダムで再生する機能も追加された。

 このほか、音声認識失敗時に聞き返すセリフを、日本語・英語・中国語それぞれで任意に設定する機能や、音声認識を行う際のしきい値(判定の厳しさ)を設定する機能も新たに搭載している。

 なおバージョンアップ後の機能は、新規ユーザーはもちろん、既存ユーザーも追加費用なしに利用できるとのこと。