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M-SOL、Pepper設定支援サービスをバージョンアップ 音声認識や動作の中断に対応
2016年7月21日 14:36
M-SOLUTIONS株式会社(M-SOL)は20日、人型ロボット「Pepper」の動作設定を簡単に行えるサービス「Smart at robo for Pepper」をバージョンアップしたと発表した。人間の声をセンサーとして反応する機能や、中国語のセリフ設定機能などを追加している。
「Smart at robo for Pepper」は、複雑になりがちなPepperの動作開発を効率化し、自由に動作設定を行えるよう支援するクラウドサービス。プログラミングの知識がなくてもPepperを簡単に設定できる点が特徴という。
今回のバージョンアップでは、まず、音声認識機能により、Pepperへの呼びかけに含まれるキーワードに対応する動作設定を行えるようにした。人間の声をセンサーとして反応するため、より自然にPepperを動かせるという。最大対応数は100ワードまで。
また、Smart at robo for Pepperの設定画面に、設定したセリフや動作を操作するためのボタンが5つ追加され、Pepperに埋め込まれた8つのセンサーとあわせて、Web画面上からPepperを操作することができる。
さらに、Pepperの動作を中断できる「中断トリガー」機能を追加。長いセリフの場合にユーザーが離れた後も話し続けてしまう、といった不自然さを回避できるとした。
このほか、日本語、英語に加えて中国語のセリフ設定に対応(法人向けモデルのみ)したり、入力した文章をWeb画面上のボタン操作で話せるスピーチ機能を追加したり、といった強化が行われた。
運用面では、kintone からの設定情報の更新頻度を変更できるようにしたことで、例えば、不必要に設定情報を取得せず通信費を削減する、といったことを可能にしている。