SAP、開発者向けの「SAP HANA」無償版を提供

　独SAPは19日、インメモリプラットフォーム「SAP HANA」のラインアップに、開発向けの無償版「SAP HANA, express edition」を追加すると発表した。

　「SAP HANA, express edition」は、インメモリプラットフォームのSAP HANAを、クラウド、PC、サーバーなどで無償で利用できる開発向け製品。ユーザーはこれを利用して、SAP HANAとそのアプリケーション開発環境の使い方を直に学べるという。

　ソフトウェアはSAP Developer Center（SAP開発者センター）からダウンロード可能。SUSE Linux Enterprise ServerとRed Hat Enterprise Linuxの両環境に対応しており、サーバーやデスクトップPC、ノートPCにインストールできる。

　なお、SUSE Linux Enterprise Serverで配布される仮想マシンインストールイメージをダウンロードすれば、WindowsやMac OSにもインストール可能。また、パブリッククラウド向けのデプロイメントオプションを提供しているSAP Cloud Appliance Library経由でも入手できるとのこと。

　なお、無償で利用可能なメモリは最大32GBまで。それ以上のメモリを使いたい場合は、有償でのアップグレードが行えるとしている。