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チャットワーク、セキュリティ機能などを強化した大規模向けの「エンタープライズプラン」

 ChatWork株式会社は29日、ビジネスチャットツール「チャットワーク」において、大手企業や官公庁などでの利用を想定した「エンタープライズプラン」を提供開始すると発表した。価格は、1ユーザーあたり月額800円(税別)で、最小5ユーザーから利用できる。

 チャットワークは、業務の効率化を目的としたクラウド型のビジネスチャットツール。チャット機能に加えてビデオ会議、タスク管理、ファイル共有などの機能を備えており、11万社以上で利用されているという。

 これまでは、無料の「フリープラン」や、個人向けの有料プラン「パーソナルプラン」、会社単位での利用を対象とした「ビジネスプラン」を用意していたが、今回提供するエンタープライズプランは、細かいセキュリティ設定や管理機能を必要とする大企業、官公庁などでの利用に適したもの。

 許可されていないIPアドレスや、登録されていないスマートデバイスからチャットワークへのアクセスを制限できるほか、情報漏えいを防ぐために、社外ユーザーとのやりとりを制限したり、特定の社外組織のみを許可したり、ファイルの送受信を禁止したりといった、従来は対応していなかったセキュリティ設定が可能になっている。

 また、チャットログのエクスポート機能が利用できるため、組織内のユーザーが参加しているチャットのログをエクスポートし、企業の監査などに利用できるとした。

 チャットワークでは新プランの提供により、中小企業や個人事業主に加えて、大企業での普及を狙っていく考えだ。