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Red Hat、Mitakaベースの「Red Hat OpenStack Platform 9」

 米Red Hatは8月31日、OpenStackディストリビューションの最新版「Red Hat OpenStack Platform 9」の提供を開始した。

 Red Hat OpenStack Platform 9は、2016年4月に公開されたOpenStackの「Mitaka」リリースをベースに、「Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 7.2」を基盤として構築。分散ストレージソフトの「Red Hat Ceph Storage 2」や、ハイブリッドクラウド管理ツール「Red Hat CloudForms」と統合されたクラウドプラットフォームを提供する。

 最新版では、「Red Hat OpenStack Platform Director」によるOpenStackの自動アップデートおよびアップグレードの仕組みを導入。ライブマイグレーションの改善や、コンピュートコンポーネント「Nova」から選択可能なCPUピニング機能、ブロックストレージコンポーネント「Cinder」のGogle Cloud Storageへの対応などが行われている。

 また、Red Hat OpenStack Platform 9は「Red Hat CloudForms」と接続し、自動化されたクラウドデプロイメント環境を提供。OpenStackリソースの固有の発見、監視、綿密な調査を提供し、すべてのOpenStackインフラストラクチャコンポーネントにわたるポリシーベースの運用およびライフサイクル管理、OpenStackでの仮想化されたワークロードの実行を可能にする。