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エクイニクス、ネットワークインフラを管理するAIネイティブな運用レイヤー「Equinix Fabric Intelligence」を提供

 米Equinix(以下、エクイニクス)は16日、ネットワークインフラを管理するAIネイティブな運用レイヤー「Equinix Fabric Intelligence(以下、Fabric Intelligence)」を提供開始したと発表した。

 Fabric Intelligenceは、従来のソフトウェア定義ネットワーク(SDN)設計からの進化を図り、AIワークフローが抱える複雑さを簡素化することで、AI駆動型ネットワークの業務全体への展開を可能にする。エクイニクスの「Distributed AI Hub」を支える基盤として、Fabric Intelligenceはグローバルインフラの展開、最適化、保守をスマートに自動化し、企業に、より堅牢で効率的、かつ適応性の高いAIワークロード向け中核基盤を提供する。

Equinix Fabric Intelligenceのアーキテクチャ

 エクイニクスでは、AIは動的で高い接続性を備えた環境でこそ真価を発揮するが、多くの企業はいまだに、今日のインテリジェンスシステムが求めるスピードと複雑性を想定していない、低速かつ硬直的なレガシーネットワークアーキテクチャに依存していると説明する。

 Fabric Intelligenceは、クラウド、データセンター、エッジ環境全体におけるAIワークロードの接続方法や運用を自動化する。分散された環境における接続の設定、調整、保守を自動化することで、企業がAIの複雑性をよりスマートに管理できるよう支援する。その結果、分散システムは常時手動作業に頼ることなく高い信頼性で稼働し、チームは新たなAI機能の構築やオペレーションの拡大といった、より戦略的な優先事項に集中できるようになるとしている。

 また、Fabric Intelligenceは、自然言語や自動化されたエージェント型ワークフロー、強力な予測インサイトといった直感的なツールを活用し、企業がインフラを設計、導入、管理できるAIネイティブなソリューション群を提供する。世界中で4400社を超える顧客に利用されている「Equinix Fabric」ポートフォリオの一部として、Fabric Super Agent、MCP Server、Fabric Application Connect、Fabric Insightsといった要素で構成される。

 Fabric Super Agentは、Slack、Microsoft Teams、またはエクイニクスカスタマーポータル(ECP)を通じて、顧客がシンプルな自然言語リクエストで自社のネットワーク環境を自律的に管理できるよう支援するAIスーパーエージェント。自動化された推奨機能、設定支援、リアルタイムのパフォーマンス分析により、複雑なインターフェイス操作やAPIを理解する必要なく、複雑なインターフェイス操作やAPIを理解する必要なく、自動化された推奨事項、設定支援、リアルタイムのパフォーマンス可視化を通じて、ネットワークの設計、展開、運用を包括的に支援する。

 MCP Serverは、AIシステムと複雑なネットワークを簡素化し、高性能かつ低遅延なサービスの構築やテストを可能にするAI対応管理ツール群。Model Context Protocol(MCP)サーバーにより、Claude Code、OpenAI Codex、VS Code Copilot、Cursorといった主要AIクライアントと統合し、開発者は自分の好みのエージェントを用いてネットワーク運用環境内で作業できる。

 Fabric Application Connectは、推論、トレーニング、ストレージ、セキュリティなど、AIの基盤コンポーネントを提供するAIサービスプロバイダーに、企業がプライベートかつ専用の接続環境を通じてアクセスできる接続型マーケットプレイス。機密データをパブリックインターネットにさらすことなく利用できるため、次世代AIアプリケーションやエージェント型ワークフローのセキュアな開発と展開を実現する。

 Fabric Insightsは、リアルタイムのテレメトリを分析し、異常の兆候を予測しながらネットワークの健全性を管理するAI駆動のネットワーク監視機能。SplunkやDatadogといったSIEMプラットフォームに加え、Fabric Super Agentとも直接連携し、統合的な可視性と運用効率を実現する。

 Fabric Intelligenceは現在プレビュー版を提供している。