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ミラクル・リナックス、Azure上での「CLUSTERPRO」構築支援サービス

 ミラクル・リナックス株式会社は17日、Microsoft Azure上でのNEC製HAクラスタソフトウェア「CLUSTERPRO」に関する構築支援サービス「「CLUSTERPRO 構築支援サービス for Microsoft Azure」を提供開始すると発表した。価格は82万円(税別)から。

 CLUSTERPROは、フェイルオーバー機能を持つHAクラスタソフトウェア。WindowsおよびLinuxのどちらのOSでも動作し、オープンソースソフトウェア(OSS)をはじめとしたさまざまなアプリケーションの、HAクラスタ化による可用性向上を実現するという。

 今回提供開始する構築支援サービスでは、ミラクル・リナックスがこれまでに培ってきたCLUSTERPRO構築のノウハウを生かし、業務要件に応じたカスタマイズやクラウド環境での耐障害性を提供するとのこと。具体的な作業としては、Microsoft Azure仮想マシンインスタンス上でクラスタを構成する仮想マシンのWindowsもしくはLinuxに、ミラクル・リナックスがCLUSTERPROを導入する。

 ユーザーからの導入支援申し込み後、クラスタ設定の基本的なパラメータをメールでヒアリングする。パラメータが決定すれば、現地での作業は1~2日で完了するとした。

 なお同社は、今回の構築支援サービスの提供開始に先立って、CLUSTERPROとミラクル・リナックスのエンタープライズLinux OSを活用し、Microsoft Azureの可用性セット内で稼働するOSSの統合監視ソフトウェアZabbixと仮想マシンのクラスタ化により、可用性を向上できることを実証した。この結果、ZabbixやMySQLなどのOSSを利用して構築したアプリケーションに予想外の停止が発生しても、サービスを引き継ぐことができ、迅速な復旧が可能になったとしている。

 この実証結果はホワイトペーパーとして公開されているため、クラウドの利用を検討するユーザーは、構築支援サービスとともにホワイトペーパーを活用することで、実証済みの構成により、Microsoft Azure上で信頼性の高いOSS実行環境を容易に構築できるとのこと。