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KDDI研究所、指さし確認でメール誤操作を防ぐソフト「Nazori Mail Checker」

 株式会社KDDI研究所は、メールの誤送信を防ぐ法人向けソフトウェア「Nazori Mail Checker」を7月1日に販売開始する。価格は100ライセンスで38万円(税別)。対応メールソフトは、Microsoft Outlook 2010(32bit版)、Microsoft Outlook 2013/2016 (32bit版/64bit版)。

 メール送信時、PC画面上に表示された宛先や件名、添付ファイルの情報を、指さし確認するかのようにマウス操作(ポインター)でなぞる必要があり、慣れや思い込みによる確認漏れを防ぐことができるとしている。

アドレスをなぞると平仮名や会社名に自動変換して表示。なぞりは速すぎると認識されないようになっている

 また、Nazori Mail CheckerをインストールしたPC間で送信前のメールを相互になぞって確認する「第三者確認機能」も搭載。利用部門ごとに確認対象や動作をカスタマイズできる機能も備える。

 同社の評価実験では、なぞり操作による確認は目視のみの場合に比べ、宛先などの間違いを発見できる確率が平均22%向上したという。