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スウェーデンのコンソーシアム、同国内初の原子力発電データセンター建設を検討
2025年10月9日 06:00
小型モジュール炉(SMR)とデータセンターの併設可能性を評価する方針
スウェーデンの企業連合が提携し、同国初の原子力発電によるデータセンターの開発を検討しています。
先進的原子力開発企業Blykalla、ハイパースケールクラウドデータセンター開発企業Evroc、原子力サービス提供企業Studsvikは、Studsvikが認可を受けたスウェーデンのNyköpingにある原子力施設敷地内におけるデータセンター建設を検討する覚書(MoU)に署名しました。
BlykallaのCEOであるJacob Stedmanは、次のように述べました。「この連携は、スウェーデンがデジタルインフラのリーダーとなる機会です。AI革命に必要な安定的で化石燃料に依存しないエネルギーを、小型モジュール炉(SMR)が提供できることを実証できます。StudsvikのサイトとEvrocの野心は、画期的なプロジェクトに最適な条件を提供します。」
本覚書は、Studsvikサイトにおけるデータセンターと小型モジュール炉(SMR)の併設の商業的・技術的実現可能性の評価、自治体・土地所有者との協議、将来の商業的電力購入契約構造の定義を目的としています。
ニュース提供元:データセンターカフェ
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