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日本のデータセンター電力消費量は2034年までに3倍に増加
2025年9月4日 06:00
ピーク時の電力需要の4%を占める見通し
Wood Mackenzieの報告によると、日本のデータセンターによる電力消費は2034年までに3倍に増加し、国内の電力需要増加の最大の要因になると予測されています。
この報告では、2024年の消費量19TWhが、2034年には57〜66TWhに達すると予測されており、これは約1,500万〜1,800万世帯分の年間電力使用量に相当します。ピーク時の電力需要は6.6〜7.7GWに達し、日本の総ピーク負荷の約4%を占める見込みで、現在の3倍にあたります。
この急増の背景には、日本政府がOracle、Google、マイクロソフトを公式クラウドプロバイダーとして選定したことがあり、これにより280億ドル規模のハイパースケール投資が見込まれています。ただし、報告書では、日本のデータセンターの負荷は米国の水準には及ばず、米国では2034年までにピーク需要の最大15%を占める可能性があると指摘されています。
ニュース提供元:データセンターカフェ
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