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韓国の3000万ドル規模海底都市プロジェクト、高効率な海中データセンターも調査

蔚山市の水中空間にデータセンターモジュールを設置

 韓国政府が資金提供する先駆的な海中都市プロジェクトでは、効率的な海中データセンターの研究が行われる予定です。

 韓国海洋科学技術院(KIOST)は、蔚山広域市近郊の韓国南東部沿岸に海底生活・労働空間を構築する373億ウォン(約3080万ドル)規模のプロジェクトを主導しています。このプロジェクトでは、高効率な海中データセンターの調査も行っていくと、蔚山市長は発表会の中で発表しました。

海底サーバー

 Kurdoの報道によると、韓国の国家行政機関である海洋水産部の支援を受けたこのプロジェクトでは、海中30mに居住空間を設け、5人が30日間継続して生活し、働くことができると、蔚山市のソン・チョルホ市長が13日の市役所記者会見で述べたといいます。この実験では「高いエネルギー効率と安定性を備えた水中データセンターも運営できるため、データセンターの拡大にも貢献する」と述べています。

 データセンターはプロジェクトの一部に過ぎませんが、KIOSTから提供されたコンセプトデザインの画像では、サーバーを含むモジュールが確認できます。

ニュース提供元:データセンターカフェ

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