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エクイニクス、大規模買収の資金調達のため12.5億ドルの株式を公募

報告ではカナダの通信事業者を対象としていることが示唆

 エクイニクスは、大規模な買収の資金調達として、普通株12億5000万ドルを公募しました。 投資家向けレポートによると、対象はカナダの通信事業者が保有する施設のようです。

 エクイニクスによると、12億5000万ドルに加えて、1億8750万ドルの株式も引受人のために用意されているとのことです。当然のことながら、公募は市場の状況に左右されます。モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス証券、バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズ、シティグループ、J.P.モルガンらが、共同ブックランニング・マネージャーとして、また今回の公募の引受人の代表として務めています。

カナダの買収?

 エクイニクスは買収対象を明らかにしていませんが、ウォールストリートグループCowenの投資家レポートによると、カナダ最大の通信事業者BCEが保有するデータセンターであることが示唆されています。BCEは約28か所のデータセンター・ポートフォリオを運用しており、Light Readingが引用した報告によると、エクイニクスはそのうちの17か所を取得したいと考えているようです。

 取引が失敗に終わった場合、エクイニクスは、今回の公募増資で得た純収益の全額を、債務返済や資金の流動性向上などの一般的な目的に充てる予定だと述べています。

 通信事業者がデータセンターの売却を進めたのは、これが初めてではありません。米国のAT&T、Verizon 、CenturyLink 、欧州の Telefonica、インドのTataなどの大手通信会社は、2010年代初頭にデータセンターセクター参入しましたが、その10年後には徐々に資産保有から撤退していきました。 今年の1月、エクイニクスは、Axtelが保有していたメキシコのデータセンター3か所の1億7500万ドルでの買収を完了しました。エクイニクスは2017年にもVerizonから29施設を36億ドルで買収しています。

 また今月、エクイニクスは継続的な増収を発表し、第1四半期の売上高は6%増の14億ドルとなり、69四半期連続の増益を記録しました。エクイニクスのCEOチャールズ・マイヤーズ氏は、決算説明会の中で、現在注目を集めている顧客の名前を挙げました。AWSやOracleとともに、エクイニクスはビデオ会議プロバイダーのZoomとのビジネス関係を発展させているようです。

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ニュース提供元:データセンターカフェ

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