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AWS、ロックダウン中のイタリアで新規リージョンを開設

Covid-19ロックダウン状況下にもかかわらずミラノリージョンをオープン

 アマゾンウェブサービス(AWS)は、進行中の新型コロナウイルス感染症(Covid-19)パンデミック、そして国内封鎖状況の真っ最中にもかかわらず、6番目となるヨーロッパでのリージョンをイタリアのミラノに開設しました。

止めるわけにはいかない

 AWSのクラウドリージョンには1棟かそれ以上のデータセンターで構成され、他社施設のホールセールリースでも成り立ちます。

 このリージョンは主にイタリア国内ユーザーを対象としていますが、同社は「オーストリア、ギリシャ、ブルガリアなど他国の顧客にサービスを提供する場合、他の既存のAWSリージョンよりもレイテンシが優れている。」と述べています。

 今回の発表に先立ち、AWSは2012年にミラノにエッジロケーションを立ち上げ、その後2014年には同市内にオフィスを、そして2016年にはローマにもう1つのオフィスを開設しています。

 「AWSミラノリージョンの開設は、イタリアのユーザーへの継続的な取り組みを示し、そして我々はイタリアの長期的な可能性を信じている。」と、CTOのWerner Vogels氏はブログ投稿で述べています。

 「イタリアでは、多くの組織がAWSを活用して、パンデミックがもたらす課題に取り組んでいる。科学研究の強化、リモートワークやリモート学習の促進、または緊急事態に対応するための新たなサービスの提供など。」

 イタリア国内で現在進行中のロックダウンがこのリージョンの立ち上げにどのように影響したかは明らかではありません。確かにデータセンター関連労働者は「不可欠(Essential)」であると分類されてはいます。DCDは、イタリアでの展開に関するCovid-19の影響についてAWSに確認を取っており、詳細が判明次第、このトピックをアップデートします。

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ニュース提供元:データセンターカフェ

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