あらためてSOAに挑む!

PART04:SOA関連製品:各種設定作業の効率化が進む


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各種設定作業の効率化を支援~クラウド上のシステム連携も視野に

 サービス連携やデータ変換などの機能を担うSOA関連製品は、どのような進化を遂げているのか。 主要製品を一覧するとともに、最近の特徴的な動きを整理する。 データ分析機能の付加や、各種設定作業の効率化を図る動きが顕著だ。

 SOA に則ったシステムを構築する上で、中心的な存在となるのがESB製品だ。機能別のサービス群の間に介在し、必要に応じて特定のサービスと接続したり、データを受け渡したりする役目を果たす。HTTPやSOAPなど標準的な通信プロトコルを採用することで、複数サービスと効率的に接続できる環境を提供する。

 ESBをうたう主要な製品を一覧したのが表4-1だ。前述の基本機能を備えつつ、ベンダー各社は開発環境や暗号化機構など多彩な機能を付加し、独自色を打ち出している。

表1:システム連携機能を主とするESB製品

 SOAを適用する対象を限定し、比較的シンプルなシステム連携を図る用途ではESBだけで事足りるケースもある。一方で適用範囲がある程度の規模になると、サービス群のイエローページとして機能するリポジトリや、実行状況を可視化する監視ツールも必要性が高まってくる。SOAに関わるツール群をまとめ、包括的なソリューションとしての訴求に力を入れているベンダーも多い(表4-2)。

表2:複数の製品群および機能群で構成するSOA基盤製品

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(記事提供: IT Leaders)
2011/3/1 06:00