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5G/エッジ/クラウドを加速するか オープンソースのプラットフォーム「Aether」

「初のオープンソースのエッジ・クラウド・プラットフォーム」

 ONFのマーケティングおよびエコシステム担当バイスプレジデントのTimon Sloane氏は「(Aetherは)初のオープンソースのエッジ・クラウド・プラットフォーム」であるとSDX Centralに述べている。また、ライセンスとアンライセンスをサポートし、接続をサービスとして提供するオープンなプラットフォームとしても初だと付け加えている。

 もう一つのポイントが、主要クラウドをすぐに利用できる点だ。APIを経由してAWS、Microsoft Azure、Google Cloudなどと接続でき、「主要なクラウド事業者全てのアプリケーションをサポートするという点で初と言える。AmazonやGoogle上で動くように作成されたアプリを、APIの変更なしでネットワークのエッジで活用可能にすることを目指している」(Sloane氏)と説明する。

 ONFによると、ONFオフィスとIntel Labsなどで既にAetherを利用したネットワークの試験運用が始まっている。Google Cloud(パブリッククラウド)と各サイトにあるAether Edge Siteを結び、中央で管理・制御する。1つのネットワークのように管理でき、分散型のCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)開発パイプラインを使っているという。

 Aetherは、まずONFのメンバー限定で開始し、いずれApache 2.0ライセンスで配布する予定だ。どのように受け入れられるか、注目される。