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コーディングだけでなく「学習・就職対策」も GitHubのトレンド予測
2018年2月26日 11:31
コード学習や、企業面接対策まで
3大トレンドの最後、3つ目に挙げられたのは少し毛色の違う「スキル開発」だ。オープンソースプロジェクトというと、プログラムのコーディングそのものと考えがちだが、GitHubには、コードの学習やベストプラクティスなどのプロジェクトもあるのだ。
その1つが、30secondsofcode.orgの「Chalarangelo/30-seconds-of-code」。「30秒以内でJavaScriptのコードを理解する」ためのスニペット集というもので、110人の貢献者がいる。
このほか、デモスキルの実践のためのPythonプログラム「norvig/pytudes」も人気プロジェクトとして挙がっている。同プログラムはプログラミングスキルを完璧にするとうたっている。
そしてスキルを高めたら次は求職活動だ。GitHubには、コード作成関連の職に就くためのノウハウを集めたプロジェクトもある。
中でも人気なのは、jwasham/coding-interview-university(コーディング・インタビュー大学)だ。「コーディング・インタビュー」は、プログラマーが採用の際に受ける技術面接で、試験官から課題を与えられ、その場でコードを書いて、自らのスキルを実証するものだ。
このプロジェクトを作ったJohn Washam氏は、8カ月かけて勉強しながら、Googleのソフトウェアエンジニアとして入社した。その自分のTo-Doリストをプロジェクトにしていったという。Washam氏はコンピュータサイエンスの学位を持たず独学で勉強。無事にGoogleに入社したあと、現在はAmazon勤務というから、その内容は折り紙つきと言えるだろう。
また似たようなプロジェクトとして「yangshun/tech-interview-handbook」もある。FacebookやGoogleなどの人気企業のコーディング・インタビューのフォーマットまで共有している。