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コンテナオーケストレーションのKubernetesを推進 MicrosoftのDeis買収

オープンソースと距離を縮めるMicrosoft

 Deis、Kubernetesなどがオープンソースの技術であるという点に着目するメディアもある。例えばWiredは、「Deis買収は、(Steve Ballmer氏がCEOだった)3年前とは全く違う企業となったことの表れ」とする。

 Microsoftは、オープンソースとクラウドという、それまでの同社とは正反対のアイデアを受け入れようとしていたが、これがSatya Nadella氏の就任で加速。「Microsoft Loves Linux」とアピールするだけでなく、Linux Foundationへの参加まで果たしたとする。そしてCoreOSの創業者兼CEO、Alex Polvi氏の「Nadellaは古い組織を全く新しくてクールなものに変えてしまった」との発言を紹介する。

 またWiredは、Kubernetesを共同創業したBurns氏がMicrosoftに入社したことについても、「以前なら、MicrosoftはBurns氏のような人物を起用しなかったろうし、Burns氏もMicrosoftの誘いを受けなかったろう」と述べている。GeekWireも「Deis買収は、MicrosoftがAzureをオープンソース開発者にも好まれるパブリッククラウドにするための追加策だ」(クラウドインフラ企業Midfin SystemsのCEO)との言葉を紹介している。

 ともかくMicrosoftは買収によって、Kubernetesについての人材と深い知識を獲得した。TechTargetは、これによって同社がハイブリッドクラウドで優位に立てる可能性を指摘する。Microsoftがクラウドコンテナユーザーになりうる大きな顧客ベースを持っていることと、Windowsツール群がオンプレミスデータセンターとAzureパブリッククラウドの両方で使えることからだという。

 Microsoftは、Deisの技術をどのように統合するのは明らかにしていない。