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“自動運転”でハイブリッドクラウドを支援 ZeroStackの「AI Suite」

AIでハイブリッドクラウドの管理を支援

 「AI Suite」は同社の機械学習クラウドプラットフォーム「Z-Brain」のAI機能を集めたもので、「自動運転プライベートクラウドの基盤になる」という。

 Z-Brainはクラウド管理サービスからデータを収集し、クラウドの運用や管理に関する意思決定を進められるという。NetworkWorldによると、過去18カ月で100万件以上のオブジェクトを収集、モニタリング、分析、モデリングしており、これを使ってZ-Brainを構築した。

 このZ-Brainを使って、予測可能なモデルを生成するアルゴリズムを構築し、キャパシティプランニング、トラブルシューティング、アプリケーション配置の最適化といった長期的、短期的な意思決定を支援するという。

 同社は、自動運転自動車に例えながら、AI Suiteを利用して、以下のような3段階で既存の機能を拡充できると説明している。

(1)コグニティブ(認知型)のキャパシティプランニング、“完全お任せ”のアップグレード、仮想マシンのリサイズ管理と最適化の3種類の自動運転機能
(2)ワークロードをコスト性能で最適な場所に割り当てるのを支援するクラウド最適化スイート
(3)アプリケーションの性能問題のトラブルシューティング自動化

 また、(3)のトラブルシューティングの自動化では、CPU、メモリ、I/Oなどのデータや、異常検知を識別しながら根本原因解析を行い、潜在的なセキュリティ問題の検出にもつなげられるとしている。