クラウド特捜部

国内クラウド事業者のメリットを生かすIIJ GIO仮想デスクトップサービス

IIJ GIO仮想デスクトップサービスを試す

 IIJでは、IIJ GIO仮想デスクトップサービスの無償体験サービスを提供している。今回は、IIJのご厚意で、このサービスをテストしてみることにした。

 IIJ GIO仮想デスクトップサービスの2週間無償体験サービスでは、XenAppのデスクトップリソースが提供されている。また、必要となるActive Directoryサーバーや管理サーバーなどはIIJ GIO内に用意されているため、ユーザーはPCやタブレットなどにCitrix Receiverをインストールするだけで、VDIをテストすることができる。

 ただし、IIJ GIO仮想デスクトップサービスの無償体験サービスは、書面での手続きが必要となるため、テストを開始するまでに若干日数がかかる点に注意が必要だ。

 XenAppデスクトップ環境には、マイクロソフト Officeやブラウザなどがインストールされているが、管理者権限を必要とするアプリケーションのインストールはできない。また、実際にテストするには、事前に、IIJ GIO仮想デスクトップサービスサービスにアクセスするデバイスにCitrix Receiverをインストールしておく。

 Citrix Receiverは、Windows(Modernアプリ版もリリースしている。Windows 8/RTも対応)やMac OS以外にも、iOS、Android、Linux、Java、Blackberry、ChromeBookなど、多くのデバイス向けに提供されている。iOSやAndroid、WindowsのModernアプリ版などは、各社のアプリストア経由で提供されている(Windowsのデスクトップ版やMac OS版は、CitrixのWebサイトからダウンロードできる)。

 WebブラウザでIIJから指定されたURLにアクセスして、IDとパスワードを入力する。するとアクセスできる仮想デスクトップがアイコンで表示される。このアイコンをクリックすれば、自動的にCitrix Receiverが起動して、IIJ GIO仮想デスクトップサービスのWindows デスクトップが表示される。

Citrix Receiverがインストールされていれば、簡単にVDIが利用できる。iOSはアップルのAppStore、Android版はGoogle Playからインストールできる

(山本 雅史)