クラウド&データセンター完全ガイド:特別企画
都築電気 - 独自のHDDキッティングと技術サポートで拡張性と信頼性に優れたサーバーを提供
2015年6月30日 00:00
フレキシブルサーバー
都築電気
http://www.tsuzuki.co.jp/
ストレージとサーバーのソリューション提供で30年以上の実績を持つ都築電気。同社では、ブランドサーバーに独自にSSD/HDDをキッティングすることで高性能、大容量といった、幅広いニーズに柔軟に対応するデータセンター向けサーバーソリューション、「フレキシブルサーバー」の提供を開始した。
データセンターの新たなニーズに独自HDDキッティングで応える
米国のデータセンター事業者では高性能と拡張性、そしてコスト改善を求め、自社設計によるサーバーを運用しているケースは多い。一方、日本国内のデータセンター事業者でも、同様の理由から大手ベンダーのブランドサーバーからOEM製品、そして自社設計サーバーへと指向が高まりつつある。そうした市場ニーズの変化を捉え、都築電気が提供を開始したのが、「フレキシブルサーバー」である。
これまでも同社では大手ブランドサーバー、SuperMicro製のOEMサーバーを提供してきた。対してフレキシブルサーバーは、高性能・大容量といった顧客の要望に合わせ、信頼性の高い東芝製HDD/SSDを選定・調達してディスクレスのブランドサーバーや、OEMサーバーにキッティング、さらには故障解析などのHDD技術サポートを付加して提供するもの。同等のパフォーマンスや信頼性を有するブランドサーバーと比較して、柔軟な構成を組めることや、大幅にコストダウンできる点が大きな魅力だ。
「ブランド製品の持つ信頼性をはじめ、高性能・大容量といったスペック、HDDのスケールアップといった拡張性、そして、最適な価格での導入など、フレキシブルサーバーはデータセンター事業者のすべてのニーズを満たすソリューションです」と強調するのは、都築電気第二統括部長代理の鈴木寿人氏だ。たとえば拡張性については、容量を20基の1TB HDDから5TB HDDにスケールアップしたり、パフォーマンス確保のために構成の一部をSSDに替えるなど、柔軟な対応が可能だ。ストレージも、業界で唯一、NANDからSSDまでのラインナップを持つ東芝製HDD/SSDを採用、高性能と高信頼を確保している。
豊富なノウハウに基づき障害を低減する技術サポートを提供
フレキシブルサーバー導入のもう1つのメリットは、都築電気が30年に亘って蓄積してきたノウハウに基づく、コンサルから保守までのHDD技術サポートにある。
サーバー障害の主な原因はHDDのトラブルであり、その対応はディスク交換がほとんど。しかし、障害が発生してサーバーが停止した場合、ビジネスに多大な損失を発生させてしまう。対して、都築電気は事前に独自のHDDスクリーニングを実施し、潜在的に危険性のある機器を除外して出荷。
一般的に、HDDの不良率は大よそ1~2%程度だが、スクリーニングによって0.1~0.2%程度まで削減でき、サーバーの稼働品質の向上を果たしている。さらに、オリジナルのHDD診断ツールもバンドルして提供。これにより、HDDの状態や寿命についてユーザー自身による診断が可能となり、障害危険性のあるHDDを事前に交換し、サーバー停止を回避できるようになる。鈴木氏は、「従来のブランド、OEMサーバーに加え、高性能な東芝製HDD/SSDを搭載したフレキシブルサーバーの提供により、データセンター事業者の多様なニーズに応え、ビジネス拡大を支援していきます」と、強く訴えた。
お問い合わせ先
都築電気株式会社
新規ビジネス開発室 森本雅彦
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