クラウド&データセンター完全ガイド:データセンターサービスガイド

多様なニーズに純国産のサービスとSI力で応えるセルフクラウドサービス「S-Port Cloud EVA」を提供開始――鈴与シンワート

弊社刊「クラウド&データセンター完全ガイド 2017年秋号」から記事を抜粋してお届けします。「クラウド&データセンター完全ガイド」は、国内唯一のクラウド/データセンター専門誌です。クラウドサービスやデータセンターの選定・利用に携わる読者に向けて、有用な情報をタイムリーに発信しています。
発売:2017年9月29日
定価:本体2000円+税

S-Port Cloud EVA
S-Port Xコネクトサービス
鈴与シンワート
https://s-port.shinwart.com

クラウドサービス(IaaS)の導入が急速に進む中、自社で自由自在に拡張、縮小等が行えるセルフクラウドへのニーズが高まっている。そうした動向を捉え、鈴与シンワートが新たにリリースしたのが純国産のセルフクラウドサービス「S-Port Cloud EVA」だ。さらにデータセンターやクラウド、オンプレミスと多彩な環境を容易に接続する「S-Port X(クロス)コネクトサービス」も提供開始。企業の柔軟なクラウド活用を強力に支援する。

拡張性と柔軟性、可用性を備えた月額2,500円から利用できるセルフクラウド

 近年、クラウドサービスを活用する企業が激増し、IT基盤としてのクラウドサービスの重要性はさらに高まりを見せている。基幹系システムや大規模な公開用Webサーバーなど、ミッションクリティカルな基盤への採用も進む中で、高可用性や耐障害性に加え、ビジネスの成長にも即応する柔軟性と拡張性を兼ね備えたサービスがますます求められている。

 そうした動向を捉え、2017年9月から鈴与シンワートが提供を開始したのが、「S-Port Cloud EVA」だ(図1)。S-Port Cloud EVAは月額2,500円(税別)からの利用しやすい価格で、自動フェイルオーバー(HA機能)やセキュリティグループ機能、フラッシュストレージ、インターネット接続を標準装備した、スケールも自由自在に設定できる高い機能と柔軟性を備えた純国産のセルフクラウドサービスである。

図1:スケール自在なセルフクラウドサービス「S-Port Cloud EVA」

 これまでも鈴与シンワートでは、データセンターサービス「S-Portデータセンターサービス」とクラウドサービス群「S-Port Cloudサービス」に、システムインテグレーションから運用管理サービスまでを付加した総合ITサービスである「S-Portソリューション」を提供、中小企業をはじめとする多くの企業から高く評価されてきた。

鈴与シンワート株式会社 ソリューションカンパニー クラウドサービス事業部 クラウドサービス部 上席課長 籾山亮人氏

 そうした同社がS-Port Cloud EVAをリリースした背景について、ソリューションカンパニー クラウドサービス事業部 クラウドサービス部 上席課長の籾山亮人氏は、「従来、当社はマネジメント型クラウドサービスを主軸にお客様へサービスを提供してきました。近年、サービスの拡張・縮小を自身で自在に設定可能なセルフクラウド方式への要望も高まっています。そうした声に応えるため、OpenStackを基盤に採用した、柔軟性と拡張性をより高めたS-Port Cloud EVAをリリースしました」と説明する。

 S-Port Cloud EVAの優位性の1つは、多様なニーズに対応するスペックの幅広さだ。仮想サーバの場合、1コア(1vCPU)/1GBメモリから、32コア(32vCPU)/60GBメモリまで、選択できる。ストレージにはフラッシュストレージを採用しており、容量は100GBから2TBを用意、IOPSも500~10,000IOPSから選択可能だ。これにより、スモールスタートでの利用から、大規模なWebサイトのスケールアウトにも対応する。価格も定額制を採用しており、将来を見据えた拡張プランを検討する際の予算計画も容易に立てられる。

 そして、他社クラウドサービスに対するS-Port Cloud EVAの最大の優位性は、鈴与シンワートのデータセンターサービスや他のクラウドサービス、そして同社の強みであるシステムインテグレーションまで、すべてを融合したサービスを、1社から受けられることだ。「セルフクラウドサービスの導入が企業で進む中、海外のクラウドサービスを選択しても自社ですべて運用できず、国内のシステムインテグレーターにサポートを依頼しているのが実情です。対して、当社であれば、クラウドサービスからインテグレーション、構築、保守、運用まですべて1社でサポート可能です」と籾山氏は訴える。

クラウド間や、オンプレミスとも柔軟に接続 S-Port Xコネクトサービスも提供開始

鈴与シンワート株式会社 ソリューションカンパニー クラウドサービス事業部 クラウドサービス部 担当部長 髙橋正和氏

 さらに鈴与シンワートは、企業のより柔軟なクラウド活用を後押しするため、「S-Port Xコネクトサービス」の提供も開始した。S-Port Xコネクトサービスは、鈴与シンワートのクラウドサービスやデータセンターサービスをはじめ、インターネットや通信事業者網、さらにはオンプレミス環境や他社クラウドサービスとの柔軟な接続を実現する、いわば、「ハブ」となるサービス。ソリューションカンパニー クラウドサービス事業部クラウドサービス部 担当部長の髙橋正和氏は、「S-Port Xコネクトサービスを活用して頂くことで、当社のハウジングサービスとS-Port Cloud EVA、あるいはオンプレミス環境とS-Port CloudEVAを接続するなど、多彩なハイブリッド環境を容易に構築できるようになります」とアピールする(図2)。

図2:「S-Port Xコネクトサービス」ですべてのリソースを接続

 そうした接続の柔軟性だけでなく、可用性の面でも配慮されている。仮想ルーターを提供し、各ユーザーのネットワークを論理分割する一方、VRRP(仮想ルータ冗長プロトコル)による冗長性を提供。さらにインターネットのAS(自律システム)も2系統に分離したことで、万が一、一方に障害や問題が発生しても、接続性を確保できるようにしている。

災害対策/事業継続性の実現も視野に ベアメタルサーバーも計画中

 S-Port Cloud EVAであるが、今後は鈴与シンワートが運用する複数のデータセンターでサービスを提供するとともに、各リージョンを連携させ、DR(災害対策)やBCP(事業継続計画)等でも活用できるようにしていく考えだ。さらに鈴与シンワートでは、ベアメタルサーバーの提供も計画中だという。籾山氏は、「従来のクラウドサービスでは困難だった、企業ごとに異なる個別要件にもベアメタルサーバーであれば対応可能です。従来のS-Portクラウドサービス Vシリーズと、S-Port Cloud EVA、そこにベアメタルサーバーを追加することで、さらに多彩なシステム要件に応えられるようになります」と強調する。髙橋氏も、「それらサービスに鈴与シンワートのインテグレーションを付加することで、お客様が抱える様々な問題や悩みにすべて応えられるようになります」と付け加える。最後に籾山氏は、「私たちはお客様のビジネスの成長に合わせた様々な支援が可能なサービスと体制を整えています。まずはお試しでも結構ですので、一度、S-Port Cloud EVAをお使い頂ければと思います。そして、私たちと一緒にビジネスの成長に向けた挑戦をしていきましょう」と訴えた。

お問い合わせ先

鈴与シンワート株式会社

電話番号:03-5445-2651(平日9:00~18:00)

https://s-port.shinwart.com/

e-mail:ss-info@shinwart.co.jp

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