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クリューシステムズのクラウド型自動車日報・事故映像記録にGuardTimeの原本性証明を追加

プレスリリース

2011年11月14日
株式会社クリューシステムズ
日本ガードタイム株式会社

クリューシステムズのクラウド型自動車日報・事故映像記録に
GuardTimeの原本性証明を追加

動画テレマティクスクラウドを開発・運用する株式会社 クリューシステムズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平山 勝彦、以下 クリューシステムズ)と、日本ガードタイム株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:柳原 孝志、以下 GuardTime)とは、業務提携し、クリューシステムズの動画テレマティクスクラウド(TM)(呼称 CrewHarvest(TM) 以下 HARVEST)の日報、月報、及び記録映像に対し、新たにGuardTimeを用いてデータの原本性証明を追加しました。リリース予定:2011年12月1日。

■「HARVEST」とは

「HARVEST」は、車載端末(通信機能内蔵型ドライブレコーダー)で運転挙動情報、事故等の録画映像、GPSによるリアルタイム動体情報を自動的にクラウド(サーバー)に送信し、クラウド側でデータを各種分析、加工、保管することで、運転日報/月報/年報告の自動作成、安全運転/エコ運転の分析と判定(点数/ランキング)、ひやりはっと運転や事故時の動画記録等を行う、ドライブレコーダー機能、デジタコ機能、リアルタイム動体管理機能を一体化した運転支援システムです。この総ての記録情報にGuardTimeのデータの原本性証明サービス「キーレス署名」を追加することにより、署名以降の「データが改竄(かいざん)されていない証明」ができます。日報、月報、録画事故映像を関連当局に提出においてもデータの証拠能力を飛躍的に高めることが可能です。

■サービス提供の背景

-データの原本性証明の必要性-
業務車両を5台以上保有する会社は、安全運転管理者制度(法令)により運転日報の備付けが義務化されています。近年は、業務効率向上の為に運転日報を電子化して保管するシステムの導入が進んでいますが、一方では保管した電子化したデータの信憑性をどのように証明するかという課題がありました。特に事故の記録映像は、事故の証明や保険請求の証拠として利用する場面も増え、提出するデータが「改ざんされていない」証明が求められています。

■両社代表のコメント

クリューシステムズの平山社長は「車や人の安全に関わるデータは高い信頼性が求められます。従来のタイムスタンプと比べ管理が簡単で、導入及び運用コストが安いGuardTimeのキーレス署名をクラウド連動してシステム化する事にしました。」と、コメントしています。

「電子データは改ざんされても痕跡が残らない性質を持っていますが、GuardTimeのサービスを利用する事で、電子データの信頼性を担保する事が出来ます。急伸するテレマティクス分野でも、より安全な情報の利用に貢献出来る事を嬉しく思っています。」GuardTime代表取締役の柳原は話しています。

「HARVEST」は、送迎車両、工事車両、運送会社を中心に既に数千台の車両で利用されており、今後は産業廃棄物処理、被災地支援、一般企業の保有車両、海外での展開など、年間数万台の導入が見込まれています。

■キーレス署名の特徴

GuardTimeの「キーレス署名」は、暗号鍵を使わずに、あらゆる電子データの(1)非改ざん性(2)署名時刻(3)署名元の3つを検証します。極めて高い拡張性と可用性のキーレス署名機能により、従来の電子署名では難しかった大量のデータ、ログ、メールやマルチメディアコンテンツなどへも高速に署名することができます。また、署名に有効期限が無いため、データのライフサイクルを通じて長期間検証が可能です。既に大手銀行や製造が取引ログや社内文書の原本性確保のためサービスを導入しており、今後はクラウド・コンピューティング市場での利用が広がる見込みです。

「キーレス署名」: http://www.guardtime.com/jp

注:「テレマティクスクラウド」は株式会社クリューシステムズの登録商標です。

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2011/11/14 13:00