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米ジョイエント、パブリッククラウド「Joyent Cloud」に新機軸を追加

プレスリリース

2011年11月11日

米ジョイエント、パブリッククラウド「Joyent Cloud」に新機軸を追加

 

Amazon Webサービスを凌ぐ性能とデータ保全性に
包括的なクラウド分析を提供

クラウドコンピューティング・ソフトウェアならびにサービスを提供する米ジョイエント(Joyent, Inc. 本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:デイビッド・ヤング、以下ジョイエント)は、同社が米国で提供するパブリッククラウドサービス「Joyent Cloud」に優れたアプリケーション速度・100%のデータ保全性・詳細なクラウド分析機能を追加しました。これにより、企業や開発者は、他のクラウドサービスと比較して低コストながら安心して、より高速にアプリケーションを稼働することができるようになります。

 

この新しいJoyent Cloudは、全面的に改良されたジョイエントのクラウドインフラ管理プラットフォーム「SmartDataCenter 6.5」で稼働します。SmartDataCenter 6.5は、Joyent Cloudに独自の分析・管理・セキュリティ・性能をもたらします。これによりお客様は、割増料金あるいは追加のサービス料金を払うことなく、高速で瞬時に拡張可能なアプリケーションを実現する環境を利用できるようになります。

Joyent Cloudは、従来からの速度・データの保全性・アップタイム・パートナー企業とのコラボレーションによるサポート体制に加え、企業や開発者に新たに次の利点を提供します。

・クラウドインフラの可視化:ジョイエントのパワフルなクラウド分析は、カーネルからアプリケーションにわたるコンピュータのスタックにおいて、遅延理由とその根本原因を可視化します。アプリケーション分析の「New Relic」とロードバランス・ソフトウェア「Zeus」を用いることで、お客様は遅延やダウンタイムが起きる前に問題を洗い出し、解決することができます。

・ストレージの信頼性、データの保全性、そしてスピード:LinuxおよびWindowsによる SmartMachineは数秒で起動し、他のクラウドサービスでは得ることのできない完全な分散ストレージ・優れたアプリケーションや処理速度・データ保全性・セキュリティを提供します。ジョイエントのSmartOSによるSmartMachineは、より詳細な分析と高度な垂直拡張を実現します。

・コンピュータコストの削減:ジョイエントのSmartOSによるSmartMachineは、使用するサーバ台数を減らし、コンピュータコストを削減します。Amazon EC2での同等のマシンインスタンスと比較して14倍高速(注1)で、瞬時のCPUバーストが可能なほか、インテリジェントなデータキャッシュ機能を提供します。

・価格予測性と簡便さ:新しいシンプルな価格表(注2)は、お客様への柔軟性を維持しながら、コストを明確にし、リソース立案を容易にします。

Joyent Cloudは、LinkedIn、Kabam、StackMob、Gilt Groupeを始め、電子商取引、モバイル、オンラインゲームなどの各分野で大手企業に採用されています。これらの企業は、Joyent Cloudで数年にわたり優れたアプリケーション性能を実現しています。Joyent Cloudは、99.99%のアップタイムを実現します。年次のダウンタイムは数時間や数日ではなく、数秒にとどまっています。

Joyent Cloud担当ゼネラルマネージャ、スティーブ・タック(Steve Tuck)は次のように述べています。「Joyent Cloudは、インフラがきちんと稼働し、適切な拡張性があり、完全に可視化されており、常に透明性があるという安心感をお客様に提供します。高い価格競争力と優れた性能、スピードを提供し、他のクラウドサービスでは妥協しなければならない点を排除します。」

Joyent Cloudは、CPUを400%までバーストすることが可能です。これにより、新しいインスタンスの回転数を上げたり、エンドユーザーの体験やアプリケーションの性能に影響を与えることなく、突発的なアクセスの増加を容易に吸収することができます。Joyent Cloudの新しいパブリックAPIにより、オペレータや開発者は、独自のカスタムスクリプトパッケージや他社のクラウド管理プラットフォームを通して、Joyent Cloud SmartMachineを容易に構成・変更することが可能です。また、無料で提供される2つの分析パッケージ「Joyent Cloud Analytics」と「New Relic」により、企業は初めて、仮想CPUから複数のJoyent SmartMachine上のアプリケーションレイヤまでのどこにおいても完全かつリアルタイムに遅延を可視化することができます。

Joyent Cloudはまた、商用のNode.jsベースのアプリケーションを導入する企業向けにNode.js Joyent SmartMachineを提供します。さらに、データ集約型のリアルタイムアプリケーション(DIRTy:data intensive real time application)を開発する企業向けにNode.js によるPaaS(Platform-as-a-Service)「No.de」を提供します。加えて、パートナー企業によるエコシステムも提供します。これには、モバイルアプリケーション向けにバックエンド開発や導入プラットフォームを提供するStackMob、顧客の希望するウェブアプリケーションスタックを提供するクラウド型のホスティングサービスであるAppFog、組織全般の監視を行うCirconisなどが含まれます。

Joyent Cloudの詳細は、http://www.joyentcloud.com/をご参照ください。

(注1)競合サービスとのベンチマーク比較:http://www.joyentcloud.com/resources/benchmarks/
(注2)価格表:http://www.joyentcloud.com/products/pricing/smartos-linux/

ジョイエントについて
ジョイエント(Joyent, Inc. 本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:デイビッド・ヤング)は、クラウドコンピューティングソフトウェアおよびサービスをサービス事業者、企業、開発者向けに提供しています。Dell、ファーストサーバ、MiTAC、XYBASE、Uniserveにクラウドソフトウェアをライセンス提供しているほか、パブリッククラウドサービス「JoyentCloud.com」をLinkedIn、Gilt Groupe、Kabamなどの革新的な企業に提供しています。また、MicrosoftやHPをはじめとする企業や通信事業者が支持するオープンソースのサーバーサイドJavaScript開発環境「Node.js」で稼働するPaaS (Platform-as-a-Service)も提供しています。さらに、完全かつ最新のオペレーティングシステムのためのオープンソースプロジェクト「Joyent SmartOS」のスポンサーを務めています。同社のクラウドソリューションが持つ性能、拡張性、信頼性、安全性をお客様が活用できるよう大手技術パートナーのエコシステムがジョイエントを支援しています。 詳細は http://www.joyent.comをご覧ください。

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2011/11/11 17:00