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エーティーワークスとレッドハット、Red Hat OpenStack Platformの性能・動作検証を実施

1/4Uサイズの小型サーバーを利用

 株式会社エーティーワークスは17日、レッドハット株式会社と、同社のOpenStackディストリビューション「Red Hat OpenStack Platform」の性能・動作検証を共同で実施すると発表した。ハードウェアとしては、インテル製のSSD/NVMe/Ethernet製品を搭載したエーティーワークスのオリジナルサーバー製品「Rad Beagle 1/4Uシリーズ」を利用する。

 レッドハットでは2013年からRed Hat OpenStack Platformを提供しているが、OpenStack環境は汎用的なx86サーバーを用いて構築できるため、サーバー機器とストレージ製品の組み合わせを含めると膨大な組み合わせが可能となり、環境の設計から利用開始までに時間がかかる点が課題になっているという。

 そこで、フラッシュストレージとしてインテル製のSSD/NVMe製品を搭載した検証済みの機器や構成を選定し、Red Hat OpenStack Platformをベースとした迅速な構築を可能にするべく、共同で性能・動作検証を実施。最適化されたOpenStackソリューションの開発を目指す。

 両社では、この共同検証により、OpenStack環境に収容できるシステム数の見積もり(サイジング)作業を減らせるほか、一貫性のあるパフォーマンスと保証された互換性により、ユーザーは安心してシステムを導入可能になるとしている。

 なお、エーティーワークスの取締役副社長、永井浩和氏は、プレスリリースの中で「1/4Uという業界最小クラスのフットプリントを持つRad Beagleシリーズにより、OpenStackのスモールスタートを実現できる。この最適化されたソリューションをお届けしたいと考えている」とコメントしている。

石井 一志