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あすか製薬、ウイングアーク1stの集計・分析プラットフォーム「Dr.Sum EA」を導入

 ウイングアーク1st株式会社は16日、同社の集計・分析プラットフォーム「Dr.Sum EA」を、あすか製薬株式会社が導入したと発表した。あすか製薬ではCRM/SFAソリューションを刷新し、約500人のMR(医薬情報担当者)を含む全ユーザーの高度化した分析ニーズに対応できるBI基盤を構築した。

 あすか製薬では、従来CRM/SFAに付随したBI機能を利用していたが、データ分析の自由度が低く、検索速度も目指すパフォーマンスには難しいといった問題を抱えていた。営業力のさらなる強化のため、CRM/SFAのリプレースを機に「Dr.Sum EA」を導入し、独立したBI環境の刷新を実行した。

 環境の構築にあたっては、全国各地で活動しているMR(医薬情報担当者)を含めた約500人のすべてのユーザーが利用できる「誰もが簡単に使えるBI」であることや、全国の支店や営業所を統合した大規模なデータもタイムラグなく快適に検索できる「高速な検索パフォーマンス」、ユーザー自身が視点を変えながらデータを見たり、深掘りしたりできる自由度を備えるとともに、今後の分析ニーズの高度化にもスムーズに応えられる「将来の要求変化への柔軟な対応」の3点を基本方針とした。

 「Dr.Sum EA」で構築された新しいBI環境の利便性は、クチコミを通じて営業本部全体に広がり、以前は業務推進グループに対して多く寄せられていたデータのリクエスト件数が激減したことも“現場が自ら活用できるBI”が浸透したことを裏付けるとしている。

 あすか製薬では、週1回のBIの改善ミーティングを実施し、営業活動の生産性向上や効率化に役立ちそうなものを、新しいレポートに反映。今後は、現状の問題点や攻めどころを直感的に補足し、より迅速な判断を行えるようダッシュボードの導入を検討している。

三柳 英樹