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ティントリの仮想化専用ストレージ、Cinder driverによるOpenStackのサポートを開始

ハイパーバイザーとOpenStackを混在して見える化を一元管理可能

 ティントリジャパン合同会社(ティントリ)は22日、仮想化専用ストレージ「Tintri VMstore」において、Cinder driverによるOpenStackのサポートを開始したと発表した。これにより、Cinderボリュームでサーバーやネットワーク、ストレージの稼働状況を見える化し、ボトルネックを瞬時に特定できるようになったという。

 Tintri VMstoreは、仮想マシン(VM)を認識している(VM aware storage)ストレージ製品。各VMの状況を可視化できることから、例えばあるVMの性能が極端に落ちてしまった場合に、サーバー、ネットワーク、ストレージといった各レイヤでのレイテンシを把握でき、管理者はどこに原因があるのかを容易に特定できる。

 従来はVMwareやHyper-V、KVM(Red Hat Enterprise Virtualization)といったハイパーバイザーをサポートしてきたが、今回はCinder driverによるOpenStack環境に対応。既存のハイパーバイザー環境にCinderボリュームを追加し、同じ管理コンソールから、複数のハイパーバイザーもあわせて一元的に管理を行えるようになった。

複数のハイパーバイザーとOpenStack混在環境での管理の一元化

 なお、対応するTintri OSは4.0以上で、Nova、Cinder、GlanceにおいてNFSドライバーをサポート。Cinder VMならびにCinderボリューム単位での見える化を実現している。ディストリビューションとしては、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 6.0と、VMware Integrated OpenStack 1.0が対象だ。

Tintri OpenStackサポートのアーキテクチャ

石井 一志