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バラクーダのバックアップアプライアンス、P2Vリストア機能に対応

 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(以下、バラクーダ)は29日、バックアップアプライアンス「Barracuda Backup」において、物理環境から仮想環境への移行オプションを提供開始すると発表した。

 Barracuda Backupは、企業内にあるサーバー/クライアント環境を一括バックアップできるアプライアンス製品。複雑なオプションや追加ライセンスを別途購入することなく利用できるライセンスフリーが特徴で、Windows、Linuxのサーバー/クライアントや、Exchange Server、SQL Serverなどの仮想環境もバックアップできる。

 さらに、VMwareなどの仮想環境のバックアップ/リカバリにも対応。インスタントリカバリ機能「Barracuda LiveBoot」を利用すると、本番ストレージが障害を起こした場合でも、Barracuda Backupからダイレクトに仮想マシンを起動することが可能だ。

 今回、このLiveBoot機能に、P2V(物理環境から仮想環境)移行機能が追加された。稼働中の物理サーバーからバックアップを取得し、VMware vSphereまたはHyper-Vでホスティングされている仮想サーバーへそれをリストアできる。これにより、レガシーの物理サーバーから仮想環境へのシンプルな移行を実現。さらに、災害時のリカバリ時間を短縮できるとした。

 なお、現在Barracuda Backupを利用しており、「エネルギー充填サービス」の有効なサブスクリプションを持つユーザーは、追加料金なしでこの機能を利用できる。

石井 一志