ニュース
バラクーダのバックアップ製品がローカル管理機能に対応、ラインアップも強化
クラウド統合管理機能とあわせて柔軟な管理が可能に
(2014/11/18 11:54)
バラクーダネットワークスジャパン株式会社(バラクーダ)は18日、バックアップアプライアンス「Barracuda Backup」シリーズ向けOSの新版「同 バージョン6.0」を発表した。ローカル管理機能が追加され、従来必須だったクラウド管理サーバーへの接続がなくとも利用できるようになっている。また、ハードウェアのラインアップも拡張され、新たに「Barracuda Backup 995」が追加された。
Barracuda Backupは、社内にあるサーバーやクライアントPCのバックアップを統合管理できる、バックアップアプライアンス。物理アプライアンスと仮想アプライアンスの両形態で提供されており、必要な機能と容量に応じて製品を選択できる。さらに、標準で最大1TBのクラウドへのバックアップ機能も提供されている(Barracuda Backup 390以上)ため、重要なデータをより確実に保存できるという。
従来Barracuda Backupは、クラウド環境からの統合管理を特徴としており、多数のアプライアンスを容易に管理することができたが、逆にインターネットへの接続が必須になっていた。しかし今回、ローカルGUIをサポートしたため、独立したネットワーク環境でも利用できるようになった。
また、Microsoft Hyper-V対応LiveBrowse機能により、Hyper-V VHD/VHDXイメージについて、仮想ディスク全体をマウントせずにファイルおよびフォルダのリストアが可能になっている。また、Barracuda BackupエージェントがMicrosoft SQL 2014をサポート。加えて、レプリケーション時、各オフサイトロケーションとの通信に対して帯域制限を行えるようにした。
バラクーダによれば、新機能であるローカル管理機能とサイト間レプリケーション機能を組み合わせることによって、セキュアな方法で自社のバックアップインフラを管理できるようになったとのこと。
なお、Barracuda Backupアプライアンスを利用中で、かつエネルギー充填サービス(保守サービス)のサブスクリプションが有効なユーザーは、Barracuda Backup バージョン6.0を追加費用なしで利用できる。
一方、物理アプライアンスの新モデルであるBarracuda Backup 995は、72TBのストレージ容量を備えた製品。従来製品では、容量36TBの「Barracuda Backup 990」と、容量112TBの「同 1090」の中間に位置することになる。価格はオープン。