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バラクーダ、バックアップとリカバリを高速化した「Barracuda Backup」新バージョン

 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(以下、バラクーダ)は11日、バックアップソリューション「Barracuda Backup」について、新バージョンの「Barracuda Backup バージョン6.3」を発表した。

 新バージョンでは、機能拡張により初期バックアップの速度とリカバリのパフォーマンスを向上。バラクーダバックアップエージェントにより、従来と比較して、大容量ファイルでは最大1.5倍から2倍、大量の小容量ファイルが含まれるファイルサーバーのバックアップでは3倍の速度向上を実現した。

 バラクーダでは、こうした改善は、蔓延するランサムウェア攻撃に対して特に重要だと説明。調査対象企業の49.4%が、過去12カ月で1度あるいはそれ以上のランサムウェア攻撃を受けたという調査結果を紹介し、効果的なリテンション(保持)ポリシーによる総合的なバックアップ体制により、ランサムウェア攻撃からのリカバリが可能になるとしている。

 また、LiveBootを活用することで、仮想サーバー向けのインスタントリカバリ機能により、イメージベースのバックアップを可能にしており、バラクーダバックアップエージェントでは、きめ細かなファイルやアプリケーションのリカバリなどの柔軟性も提供している。今回の新バージョンでは、既存のリカバリオプションである物理サーバー間(P2P)、物理サーバーと仮想サーバー間(P2V)、あるいは仮想サーバー間(V2V)のシナリオを補完した。

 さらに、新たなキューイングシステムにより、トランザクションが多く、レプリケーションによる変更データが大量に存在する環境において、レプリケーションのパフォーマンスを向上させた。

 Barracuda Backupの新バージョンは、物理環境および仮想環境に対応。現在、Barracuda Backupを利用しており、「エネルギー充填サービス」のサブスクリプションがアクティブなユーザーは、追加費用なしですぐに新バージョンを利用できる。