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バラクーダ、バックアップ機能を提供する仮想アプライアンス「Barracuda Backup Vx」

 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(以下、バラクーダ)は15日、バックアップソリューション「Barracuda Backup」の仮想アプライアンス版「Barracuda Backup Virtual Appliance(Vx)」を発表した。2016年1月から正式に販売開始する予定としている。

 Barracuda Backupは、企業内のサーバー/クライアント環境を一括してバックアップできるアプライアンス製品。複雑なオプションや追加ライセンスを別途購入することなく利用できるライセンスフリーが特徴で、Windows、Linuxのサーバー/クライアントや、Exchange Server、SQL Server、またVMwareなどの仮想環境をバックアップすることができる。従来は、ハードウェア、ソフトウェアを統合したハードウェアアプライアンスの形態で提供されていたが、今回、新たに仮想アプライアンス版がラインアップされた。

 この仮想アプライアンス版も、従来のハードウェアアプライアンスと同様、インラインでの重複排除と圧縮によりストレージ容量と帯域幅の削減が可能なほか、ストレージ容量の容易な拡張に対応する。

 オフサイトレプリケーションにも対応しており、バラクーダが提供するクラウドストレージ、あるいはユーザー企業のインフラにホスティングされている仮想レシーバ「Barracuda Backup Receiver Vx」にレプリケートできるとした。

 ライセンスはTB単位のサブスクリプション形式で提供される予定で、価格は初年度の保守費用を含め39万円(税別)からを予定している。

石井 一志