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NTT ComがAPIゲートウェイを強化、アクセスをコントロールする権限管理機能を提供

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は10日、ユーザー企業が、自社システムからダイレクトにNTT Comのサービス申し込みや運用保守を行えるようにする「NTTコミュニケーションズ APIゲートウェイ」(以下、NTT Com API Gateway)を強化すると発表した。APIへのアクセスを安全かつ柔軟にコントロールできる、権限管理機能を提供する。

 NTT Comでは、各種ICTサービスにおける契約・請求・故障などの情報の閲覧、サービスの申し込みや設定変更などを、サービスを利用するユーザー側のシステムから直接操作できるNTT Com API Gatewayを、2014年12月より提供してきた。

 今回はこのNTT Com API Gatewayに、ユーザー企業のIT管理者が、より安全かつ柔軟にAPIへのアクセスをコントロールできる権限管理機能を追加。9月10日より提供を開始した。これを利用すると、APIを利用するユーザー・グループをユーザー企業側で作成・管理し、必要なアクセス権限を簡単に設定することができる。また、利用するAPIやIPアドレス、契約情報などを、任意のデータ単位で設定可能とのこと。

 なお今後は、APIの呼び出しを容易にするSDKの提供や、APIの入出力をオンラインで確認できるAPIコンソールなど、関連ツールを充実させていく計画だ。

石井 一志