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NTT Com、スムーズなAPI連携を支援する「API Gateway as a Service」

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は14日、複数のシステムで利用するAPIを統合管理し、外部との接続を支援する「API Gateway as a Service」を発表した。7月より提供を開始する。

 NTT Comは2014年から、企業向けに「NTTコミュニケーションズ APIゲートウェイ」(以下、API Gateway)基盤を整備し、NTT Comが提供するサービスのAPIマネジメントや保守運用を行って、ノウハウを蓄積してきた。

 今回提供するAPI Gateway as a Serviceは、そのAPI Gatewayの運用ノウハウを活用したもので、APIの認証や権限管理を一括で行えるよう支援する。

 具体的には、異なるインターフェイスのAPIを統一された仕様に変換したり、一括して認証したりといったベーシックな機能に加え、グループ単位でアクセス制御が可能な権限管理機能、DDoS対策やマネジメントセキュリティサービスといったセキュリティ対策機能を利用できるという。

 IaaS基盤としては、NTT Comの「Enterprise Cloud」および「Hybrid Cloud with Microsoft Azure」に対応し、企業の既存環境と親和性の高いものを選択して利用可能。また、API Gatewayのノウハウを生かした保守運用サポートがセットになっている点もメリットで、APIマネジメント基盤の導入や環境整備・保守運用に手間をかけることなく、デジタルビジネスの推進に専念できるとした。

 なおNTT Comでは今後、国内外のSaaS事業者との連携を強化し、課金機能や決済機能など、デジタルビジネスに求められるバックエンド機能をオプションとして提供する予定。さらに、API Gateway as a Serviceの対象クラウドも順次追加するとしており、第1弾として、NTTデータのクラウドサービスへの対応を予定している。