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NTT Com、APIゲートウェイの活用促進を図る開発者ポータルを公開

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、「NTTコミュニケーションズ APIゲートウェイ」をより簡単に利用できるように、各APIの仕様や稼働状況、サンプルコードをまとめて参照できる「NTTコミュニケーションズ APIゲートウェイ 開発者ポータル」(以下、開発者ポータル)を、1日より提供開始する。

 NTT Comでは、自社が提供するサービスの申し込みから運用保守に至るまでの、ビジネスプロセス情報の閲覧・操作やサービスの設定変更などを、企業ユーザーが利用する各種システムからダイレクトにコントロール可能とする「NTTコミュニケーションズ APIゲートウェイ」(以下、APIゲートウェイ)を提供している。

 今回発表された「開発者ポータル」では、企業向けVPNサービス「Arcstar Universal One」やパブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn」など、各種サービスのAPIの紹介、リクエストとレスポンスの情報項目と、具体的なインターフェイスフォーマットといった、APIの仕様を確認することができる。

 また、「APIゲートウェイ」の契約者向けに、各APIを利用するためのAPI Keyを用意するほか、提供されている各APIの稼働状況も簡単に把握できるとのこと。加えて、Pythonやrubyなど、各種プログラム言語に対応した、APIを利用するためのサンプルコードも提供される。

 なお今後は、APIコンソールやSDKなどAPI利用ツールの整備を行うとともに、ユーザー企業の自社システムと連携させたAPI利用に関するベストプラクティス、顧客におけるユースケースの紹介など、コンテンツの拡充を図る考えだ。また、「APIゲートウェイ」のサービス自体も、「NTTコミュニケーションズ ビジネスポータル」からのオンライン申し込みを可能にするなど、利便性の向上も図るとしている。

石井 一志