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二子玉川でTOKYU CARDの案内をPepperが――、TISがアプリ構築を支援

 TIS株式会社は9日、東京急行電鉄株式会社(以下、東急電鉄)と東急カード株式会社が行ったヒト型ロボット「Pepper」のアプリケーション構築を支援したと発表した。東急電鉄と東急カードでは、二子玉川駅において「TOKYU CARD」の案内にPepperを活用。7月に全施設が開業した二子玉川ライズなどの来街者に対し、さまざまな情報提供を行っているという。

 Pepperは、二子玉川駅改札前や二子玉川ライズ S.C.タウンフロント1階で、来街者と会話をしながら「TOKYU POINT」の貯め方や使い方、「雨の日ポイントキャンペーン」をはじめとしたお得なキャンペーンなど、「TOKYU CARD」「TOKYU POINT」の魅力や活用方法を案内している。

 今回のPepper活用では、「新規会員獲得の増加」「来街者への集客・告知効果」などを目的としており、そのためのPepperのアプリをTISが構築した。このアプリは、1)来街者に対して興味を引かせるためにPepperが呼び込みを行う「呼び込み(1対多)モード」と、2)呼び込みで近づいて来た来街者を認識し、自己紹介後にコミュニケーションを行う「対話(1対1)モード」の、2つの動作形態を備えている。

 1)では、「カードはすぐに作れて、今日からポイントがためることができるよ」「だから、TOKYU CARD入って」など、Pepperがカードの動画や画像を使って魅力を案内しながら集客を行う。また2)では、「TOKYU CARD」を持っているか、という質問への回答結果次第でPepperの対応が変わり、カード発行の案内や写真撮影・ゲームといったコミュニケーションを来街者と行うとのこと。

Pepperを活用した案内のイメージ

石井 一志