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Pepper、6月20日に一般販売開始、19万8000円

6月分は1000体

 ソフトバンク ロボティクスは、夏ごろに一般販売開始としていた人型ロボット「Pepper」を6月20日に発売する。本体の価格は19万8000円。基本プランは月額1万4800円の3年契約。月額9800円で3年契約の保険パックも用意される。6月の販売数は1000体。秋には法人向けにも販売を開始するほか、7月1日からは時給1500円で“アルバイト派遣”も実施される。

 感情認識機能が進化し、当初発表されてていた感情の認識だけでなく、「自らの感情を持つ」ことに成功したという。周囲とのやりとりで感情が変化するほか、インターネットで取得したスポーツやニュース、天気などの情報でも感情が変化する。すでに30件以上の特許を出願、感情エンジンでも100件以上の特許を出願しているという。

 人間の脳の内部で起こる感情のメカニズムやホルモンの分泌など医学的なアプローチを元に、コンピュータ上でシミュレーションし、感情エンジンを形作る。

 「見た目の形は(発表時と)おなじだが、心の中が著しく進化した」(孫社長)。家族に愛されて成長するとし、うれしい、楽しいという感情が多いと、Pepperの中に「ココログミ」がたまり、新機能、新アプリを使えるようになる、新しいダンスやクイズといった機能を拡張できる。

太田 亮三