日本ティーマックス、日本向け機能を強化したリホストソリューションの新版
日本ティーマックスソフト株式会社(日本ティーマックス)は、IBMメインフレーム向けのリホストソリューションの新版「Tmax OpenFrame 6.0」を4日より提供開始する。
Tmax OpenFrameは、メインフレームで使用されていたプログラムを、再開発することなくオープン環境へ移行できるソフトウェア。COBOL、PL/I、JCL(ジョブ処理言語)、データ、画面などの資産を修正せずにオープン環境へ移行可能なことから、コスト削減とビジネスの継続性・拡張性を支援するという。
新版では、トランザクション処理ソフトであるIMS/DCや、階層型データベースのIMS/DBをハンドルするプログラムに本格対応。これらは、金融、製造、運輸などの日本企業において基幹業務で使用されていることから、日本市場での今後のマイグレーション需要に応えられるとした。
また、ジョブの実行に先立ち、サブミットされたJCLに文法上の誤りがないかどうかの事前確認を行うよう、TJES(Tmax Job Entry Subsystem)の処理フローを変更。さらに、リソースアクセス制御機能「Tmax OpenFrame TACF」が強化され、「誰がどのデータセットにどのようにアクセスできるのか」といったことを、メインフレーム上のリソースアクセス制御機「RACF」と同じように設定できるようになっている。
このほか、オプション機能として提供されているユーティリティの強化も図られている。
価格は、バッチ処理の最小構成で5000万円(税別)から、バッチ・オンライン込みの最小構成では1億1000万円(同)から。日本ティーマックスでは、初年度に10社への導入を目指している。
2010/8/4 11:33