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カスタムアプリの視認性などを強化した「サイボウズ Office 10.2」

リマインダー「Cybozu Desktop 2.0」も正式版を提供

 サイボウズ株式会社は14日、中小規模向けグループウェア「サイボウズ Office」において、新版の「同 10.2」を提供すると発表した。パッケージ版は同日より提供を開始する。なお、クラウド版の「サイボウズ Office on cybozu.com」は、一足早く10月12日にアップデートされているとのこと。

 今回のバージョンアップでは、「商談進ちょく管理」などさまざまな業務アプリケーションを自由に作成できる「カスタムアプリ」のデザインや表示を強化した。具体的には、背景とけい線をアプリごとに設定できるようにしたことで、各アプリを視覚的に判別しやすくなっている。

カスタムアプリのデザイン設定

 また、多くの顧客から要望されていたという、項目行を固定してスクロールさせる機能を搭載している。

カスタムアプリで、項目行を固定したスクロールが可能になった

 さらには従来、β版として公開されていたリマインダー「Cybozu Desktop」バージョン2.0を正式版としてリリースした。情報をポップアップで表示できるため、会議の予定や新着情報の見逃しを防ぐことが可能。なおWindows版では、プログラムが自動更新される「ClickOnce」を採用したほか、Mac版も提供されており、Mac App Storeからインストールを行えるとのこと。動作環境は、Windows 7/8/8.1とMac OS X 10.8。

 このほか、スケジュール機能で予定メニューに指定できる色パターンを増加させたり、掲示板やメッセージにおいて、あて先指定してコメントを書き込めるようにしたり、電話メモ機能で登録者への返信をより容易に行えるようにする、といった強化が行われている。

石井 一志