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「CentOS 7」公開、コンテナ型仮想化をサポート、標準ファイルシステム変更

 Red Hat Enterprise Linux(RHEL)との高い互換性を目指して開発されているLinuxディストリビューション「CentOS」の新バージョンとなる「CentOS 7」が7日、公開された。x86_64版(64bit版)がサイトからダウンロードできる。

 CentOSは、RHELクローンの中でもっとも広く利用されているLinuxディストリビューション。6月10日にリリースされたRHEL 7に続き、CentOS 7も約1カ月遅れで公開された。

 CentOS 7では、RHEL 7と同様にカーネルが3.10.0となり、Linuxコンテナ(LXC)をサポート。コンテナ型仮想化の「Docker」も標準でサポートする。また、XFSがデフォルトのファイルシステムになり、システムサービスマネージャーがsystemdになるなどの変更が行われている。CentOS 6.5からCentOS 7へのアップデートにも対応する。

三柳 英樹