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ビットアイル、VMwareベースのプライベートクラウドでバックアップオプションを提供

 株式会社ビットアイルは、VMwareベースのプライベートクラウド環境を提供する「ビットアイルクラウド プラットフォームサーバVシリーズ」(以下、Vシリーズ)のオプションとして、「OSイメージバックアップ」サービスを7月8日より提供開始する。

 「OSイメージバックアップ」は、バックアップに必要なソフト、ストレージサーバー、保守運用サポートをオールインワンで提供するオプションサービス。東京のデータセンター内のバックアップ用サーバーへ、OSイメージをバックアップする機能を提供する。バックアップ先となるストレージは、「Vシリーズ」のデータストア領域とは別になるため、「Vシリーズ」側の筐体障害が起こった際でもデータは保全されるという。

 また、クライアントソフトを操作端末にインストールすれば、OSイメージデータをユーザーの手元にエクスポートすることも可能で、オンプレミスのVMware仮想環境にて稼働させることもできる。

 契約は最小100GBから行えるので、手軽にスモールスタート可能。重複排除機能を備えていることから、バックアップデータが増えれば増えるほど費用対効果が高まるとした。なおバックアップソフトには、VMware環境下で多数の実績を持つCommVault Systems Japanの統合データ保護ソフト「Simpana」を採用している。

 価格は、初期費用が3万円(税別)から、月額費用が1万円(税別)から。9月30日申し込み分までを対象に、初期費用と1カ月間の月額費用(100GB)を無料にするトライアルキャンペーンも実施される。また今後は、バックアップしたOSイメージデータをビットアイルの大阪データセンターにレプリケーションするメニューも追加される予定とのことだ。

石井 一志