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コンカーの経費管理クラウド、1円単位の交通費精算も自動で

 株式会社コンカーは27日、クラウド型出張・経費管理サービス「Concur Travel&Expense」において、消費増税に伴う公共交通機関の新料金体系に対応すると発表した。交通系ICカードと路線検索機能を組み合わせ、1円単位の交通費精算に4月1日より順次サポートする。

 Concur Travel&Expenseは、社内規定に沿った経費申請を簡単に行える経費精算クラウド。消費税の8%への改定に伴い、国土交通省は鉄道やタクシーなどの公共交通機関に対し、運賃に増税分を転嫁する際、ICカード運賃が現金運賃よりも安くなることを前提に1円単位の運賃導入を認めた。今後、路線検索サービスでも新運賃表示に対応するものと思われるが、1円単位で運賃が変わるとなれば、経費精算の手間はより面倒なものとなる。

 このような従業員の負担を低減するため、Concur Travel&Expenseにおいて、交通系ICカード(Suica/PASMOなど)からのデータ読み込みと、ジョルダンの提供する路線検索機能を組み合わせることで、新料金体系に即した1円単位の運賃実績を、経費精算データとして自動的に取り込む機能を実現する。

 なお、ジョルダンの路線検索機能が新IC運賃へ対応するのは6月ごろとなる見込み。

川島 弘之