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東芝とNTT Com、グローバルのクラウド事業で協業

 株式会社東芝とNTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は25日、グローバルでのクラウド事業で協業すると発表した。

 東芝はこれまで、国内企業を中心にデータセンターサービスやクラウドサービスを提供してきた。一方、NTT Comでは、世界150拠点以上のデータセンターと、196カ国・地域をカバーする、ネットワークに直結したクラウドサービス「Bizホスティング Enterprise Cloud」を展開している。

 今回、東芝ではNTT Comと協業し、これらのサービスを活用することで、グローバルに事業を展開する顧客企業に対しても、東芝が展開するサービスを利用できる環境を提供する。

 なお東芝ではすでに、グループ内でサービスの試行導入を開始しており、2014年4月からは、北米・アジアを皮切りに社外にも提供する計画。また、今後は欧州についても展開を予定している。

 一方NTT Comは、「Bizホスティング Enterprise Cloud」の一部に東芝製ストレージシステムを導入し、高性能・高品質のストレージサービスを実現しているという。今後もクラウドサービス強化に向けて、東芝のストレージ新技術やストレージサービスの活用を進める考えで、幅広い事業をグローバルに展開する東芝と協力し、クラウド事業の拡大を図るとしている。

石井 一志