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米IBM、クラウド分野に12億ドルを投資~15カ所のデータセンターを新設

 米IBMは17日(米国時間)、グローバルでクラウドへの取り組みを拡充するため、12億ドル以上を投資する計画を発表した。

 IBMでは2014年に、北米、南米、欧州、アジア、豪州など、世界15カ国40カ所のデータセンターから、クラウドサービスの提供を計画している。そのため、既存のSoftLayerの13カ所のグローバルなデータセンターと、IBMの12カ所のデータセンターに加え、15カ所の新たなデータセンターを開設するという。

 開設予定なのは、中国、ワシントンDC、香港、ロンドン、日本、インド、カナダ、メキシコシティー、ダラスなどで、今回の増設によりIBMでは、欧州、中南米、アジア、北米など、すべての主要地域で4カ所以上のデータセンターを持つとのこと。また2015年には、この取り組みを中近東とアフリカに拡大する予定だ。

 なお、今回のIBMの新たな投資により、顧客企業は、各自のデータをグローバルに保持したり管理したりできるようになるとのこと。またSoftLayerは、ビジネスニーズに最適なクラウド環境や拠点を選択できるようにし、データのセキュリティや配置の管理について、分かりやすく透明性を提供するとしている。

石井 一志