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NEC、「SAP Business ByDesign」を東南アジア6カ国に展開
独SAPとグローバル協業
(2014/1/10 06:00)
日本電気株式会社(NEC)と独SAPは9日、クラウド型ERPサービス「SAP Business ByDesign」におけるグローバル協業契約を締結した。
SAP Business ByDesignは、会計、人事管理、営業、マーケティング、調達・購買、顧客管理、サプライチェーンマネジメントなど多岐にわたる機能を提供する中規模拠点向けクラウドサービス。短期間で導入できるほか、「SAP ERP」との密連携をはじめ、各社ERPシステムとも連携できる。2007年の提供開始以来、日本を含む世界17カ国に出荷され、約1100社の導入実績を保有する。
今回の協業により、NECはSAP Business ByDesign未出荷のシンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムの東南アジア6カ国を対象に、各国の法制度や商習慣に対応した追加機能を優先開発し、クラウドサービスとして先行提供する。
新サービスの名称は「NEC Global Localization Package for SAP Business ByDesign」で、本社にSAP ERPを導入済みの日系企業、および現地のローカル企業や政府・公共サービス事業者などを対象に、2014年5月より提供開始する予定。価格は、年額500万円から(税別、導入1拠点20ユーザーライセンスの場合)。今後3年間で300拠点への販売を目指す。
併せて、SAP Business ByDesign出荷済みの17カ国についても、追加機能の開発およびSAP Business ByDesign連携サービスの提供を予定する。SAP Business ByDesignにおける今回のような協業は世界初とのことだ。