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NEC、SAPパートナーのグローバルなアライアンス「United VARs」に加盟

クラウドERP「SAP Business ByDesign」のグローバル導入を支援

 日本電気株式会社(NEC)は15日、SAPパートナー企業によるグローバルなアライアンスネットワーク「United VARs(Value Added Resellers)」に加盟したと発表した。NECは今後、ほかの加盟パートナー企業と連携し、SAPのクラウド型ERPサービス「SAP Business ByDesign」のグローバル多拠点への導入をワンストップで支援するという。

 United VARsは、世界各国の代表的なSAPパートナー企業が加盟しているアライアンスネットワーク。これまで73カ国以上、5500社以上の顧客にSAP関連ソリューションを提供してきた実績を持つ。加盟パートナー企業は、自社の顧客がSAP社製品を活用したシステムをグローバルに導入する際、各地域の加盟パートナー企業と連携してプロジェクトを推進することにより、各地域の法制度や商習慣を熟知したSAPコンサルタントによる、適切なサービスを提供できるという。

 今回NECでは、日本を含むアジア地域におけるSAP Business ByDesignの戦略ビジネスパートナーとして、United VARsに加盟した。これにより、日本を含むアジア企業が欧州・米州などの拠点で同サービスを導入する際、各地域の加盟パートナー企業と連携し、ワンストップでのサービス提供を行えるとした。

 なおNECは2014年に、独SAPとSAP Business ByDesignのビジネスでグローバルな協業契約を締結。その契約に基づき、他社に先駆けて本サービス未出荷のシンガポールやマレーシアなど東南アジア地域を対象に、各国の法制度や商習慣に対応した追加機能を開発し、「NEC Global Localization Package for SAP Business ByDesign」の名称で提供している。

 NECは今回の加盟を機に、グローバルでSAP Business ByDesignの積極的な拡販を図り、今後3年間で300拠点への販売を目指すとしている。

石井 一志