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KCS、クラウド型「目安箱」でアルバイト従業員の声を収集

パイプドビッツ「スパイラル」を導入

 株式会社パイプドビッツは22日、全国で主要携帯キャリアショップ展開や携帯電話関連コンテンツサービスなどを提供している兼松コミュニケーションズ株式会社が、情報資産プラットフォーム「スパイラル」を導入したと発表した。TSUTAYAのアルバイト従業員から意見を集める「目安箱」として活用する。

 スパイラルは、PaaS型の情報資産管理プラットフォーム。顧客情報や従業員情報をはじめとしたさまざまな情報を安全に管理するためのWebシステムを開発できる。

 兼松コミュニケーションズは、多くの通信事業者の販売パートナーとして全国規模でショップを運営。TSUTAYAとドコモショップを併設したコラボレーション店舗も展開している。今回、パートタイムで勤務するスタッフが多いTSUTAYAにおいて、スパイラルのWebフォーム機能を活用し、アルバイト従業員と管理本部が相互にコミュニケーションを図るための「目安箱」を実現した。

 従来、業務改善や従業員満足度向上のために定期面談などを行ってきた同社だが、多様な勤務形態の中では迅速な対応が必要な意見をリアルタイムに収集しきれないなどの課題があった。24時間365日、匿名でも意見を投じられる「目安箱」によって、立場上声を上げづらいアルバイト従業員からの意見を集める。

 管理者側は投稿情報をステータス管理に活用できるほか、対応漏れを防ぐ多彩なメール機能や一覧表・単票機能により効率的な運用が可能になるという。これらにより、現場のトラブルなど問題の早期発見・対応につなげる考え。

川島 弘之