リコー、環境性能向上とアプリケーション連携を実現したA3カラー再生複合機「RICOH IM C4500F CE/C3000F CE」を発売

　株式会社リコーは14日、A3カラー再生複合機の新製品「RICOH IM C4500F CE」「RICOH IM C3000F CE」を1月21日に発売すると発表した。価格はオープン。

　リコーグループでは、製品のライフサイクル全体で環境負荷を減らしていく考え方として、「コメットサークル」のコンセプトを1994年に制定し、持続可能な社会の実現に向け製品再生・部品再生事業に取り組んでいる。1997年の再生機の販売開始以来、国内ではRC機（リコンディショニング機）の名称で再生機を販売してきたが、今回、環境循環型複合機として、CE機（サーキュラ―エコノミー機）に名称を変更し、顧客とともに循環型社会、脱炭素社会の実現に向けて取り組みを加速していくとしている。

RICOH IM C4500F CE

　新製品のRICOH IM C4500F CE/C3000F CEは、AGVやロボットなど、再使用部品の選別、再生、検査を効率的に行う技術を活用し、質量比で従来機を上回る平均86％の部品リユース率を実現。原材料調達、生産工程、輸送、使用、廃棄・リサイクルから成るライフサイクル全体の環境負荷を、新造機と比べて約59％削減した。また、複合機がライフサイクルで排出するCO2量を「J-クレジット」制度を利用してオフセットする、「RICOH カーボンオフセットサービス」にも対応する。

　複合機の内蔵ソフトウェアをバージョンアップすることで、機器に新しい機能をネットワーク経由で追加できる「RICOH Always Current Technology」に、再生機として初めて対応。自社の業務に合った機能・アプリケーションを利用できる。

　本体には10.1インチの「MultiLink-Panel」を搭載。「RICOH カンタンストレージ活用」（有償）などのアプリケーションとの連携により、電子化やデータ活用を促進し、新造機と変わらない使い勝手と機能で顧客のDXを支援するとしている。