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ネットマークスのデバイス認証ソフトが手のひら静脈認証センサーに対応

 株式会社ネットマークスは6日、マルチデバイス認証ソフト「SecureSuiteV(セキュアスイート ファイブ)」において、富士通フロンテック製の手のひら静脈認証センサー「PalmSecure」を、認証デバイスとしてサポートしたと発表した。

 SecureSuiteVは、生体認証デバイスやICカードなどを活用し、WindowsログオンやVDI環境へのログインを行う際に、本人認証を強化するソフト。一方のPalmSecureは、高精度の認証能力を持ち、体内の特徴を用いることから偽造やなりすましが困難とされる、手のひら静脈認証を利用可能なセンサー装置。認証にあたっては非接触方式を採用しているため衛生的なほか、自然な動作で認証できる点も特長という。

 今回、SecureSuiteVとPalmSecureとが連携することで、静脈を用いた本人認証システムをより強固にするとともに、ユーザーの環境やニーズにあわせて、柔軟な認証システムを提供するとのこと。

 価格は、サーバーライセンス、ユーザーライセンス、クライアントライセンス、センサーを含めて、100ユーザーで380万円から。別途、ハードウェアや設計構築、年間サポートの費用が必要となる。

 なおネットマークスでは、両製品を組み合わせた認証システムを、顧客の個人情報や口座情報を預かることから、高いセキュリティが求められる金融機関や、マイナンバー制度の導入にあたり、個人情報などに対してのセキュリティ措置が必要とされる地方自治体などに拡販する考え。3年間で20社・団体、1万クライアントへの販売を目標としている。

石井 一志