富士通、体積比1/4に小型化された非接触型手のひら静脈認証センサー


PalmSecure-SLセンサー

 富士通株式会社と富士通フロンテック株式会社は8日、PCログイン専用の非接触型手のひら静脈認証装置「PalmSecure-SLセンサー」を開発したと発表した。静脈認証センサーとして世界最小・最薄サイズを実現しているとのことで、外付けタイプのスタンダードセンサーとマウスタイプセンサーを同日より販売開始する。

 「PalmSecure-SLセンサー」は、従来のPCログイン専用センサーの認証レベルを維持したまま、幅48.0×奥行き48.0×高さ16.4mmと、体積比で約1/4の小型化に成功したセンサー。手のひらを連続で高速撮影した中から最適な画像を瞬時に選び出し、自動照合を行うことで、手ぶれ対策とガイドレス認証を実現し、センサー上に手のひらをかざす動作の中で認証できるため、軽快に操作できるという。

 また、センサーを使用しない状態が10秒間続くと、自動的に省電力モードに移行する省電力機能を搭載。消費電力を最大2.5W(通常)から約0.2W(省電力モード)に削減し、モバイル用途でも利用しやすくしている。

 価格は、スタンダードセンサーが1万7500円(税別)から、マウスタイプセンサーが1万9500円(税別)から。なお両製品とも認証ソフトは同梱されておらず、富士通のPCログオンシステムとの組み合わせで利用できる。


手のひらをかざす動作で認証できる
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